岐阜獄中記 ~アキバから岐阜へ~

アキバを離れ、陸の孤島「岐阜」に収監(就職)されたオタクの話

勧誘方法がダメダメな同期の話

 最近は景気も悪いため収入を支えていた残業代も削減されて手取りがぐっと減ってしまいました。そして今まで残業していた時間も仕事がないことで空いてしまいました。今は「お金がないが時間はある」状態です。学生さんと同じですね。そして行き着く結論は「副業しよう!」となるわけです。

 

 置かれている状況は私だけではありません。仕事の同期全員が同じ結論に至ってしましました。私はブログを、あるものは株やFXを、あるものはYouTubを始めました。そんな同期の一人がネットワークビジネスを始めました。

 

 ネットワークビジネスって知っていますか?表向きは会社の製品を自分で友人や知り合いに販売する仕事です。実態は販売員を勧誘し、自らが勧誘した販売員の売上額に応じて収益を得る仕組みの仕事です。「ねずみ講とかマルチ商法とかいうやつじゃん」とか思った方もいるかもしれませんが、正確に云うなれば「ネットワークビジネスの中にねずみ講マルチ商法が存在する」が正しいです。ネットワークビジネス自体が犯罪ではありません。

 

 何となく分かると思いますが、「自分で商品販売を頑張るより、販売員を勧誘しまくって商品販売をさせた方が儲かる」構図です。だから、勧誘文句は「いい商品がある」ではなく「いいビジネスがある」です。

 

 同期がネットワークビジネスに目を付けて、さっそく私を勧誘してきました。

 

同期「ネットワークビジネスは~(説明)~って内容で先に始めた人が儲かる仕組みなんだよ、お前も始めたら?」

 

私「今はブログに集中してみようと思う」

 

同「ブログは古い。ネットワークビジネスの方が儲かるし、始めるなら早い方がいいし俺が教える」

 

私「いくら儲けたの?何個ぐらい販売した?何人ぐらい勧誘した?」

 

同「何も売ってないし、まだ勧誘し始めてるところだから稼ぎゼロ」

 

私「よくそれで高圧的に勧誘できたな、成功してないビジネスに誘うなら根拠しめしてよ」

 

同「ネットワークビジネスの先輩がめっちゃ儲かってる」

 

私「お前を食い物にしてな」

 

同「・・・・」

 

 勧誘下手か!!私は同期が勧誘をしてきたことにではなく、同期の勧誘が下手なことに怒りを覚えた(そこか?!)。まだ、某宗教団体K会の方が勧誘上手だわ!きっと、成功している先輩に勧誘を受けて、そのときと同じように私に勧誘を仕掛けたんだろうと思うがそれじゃだめだよ!だって、先輩は成功しているのに同期は成功していない。成功している根拠があるから、相手を否定したり高圧的な態度でカリスマ性を魅せることが出来る。成功していないやつが同じように勧誘トークをしても成功していないからそこにカリスマ性は存在しない。先輩が成功しているはビジネスが成功する根拠にはなるけど、それは自分の成功ではないから威張っても虚無でしかない。

 

同期がとるべき勧誘方法は共感勧誘だと思う。相手に寄り添い意見を聞き肯定しながら認証欲求を満たし、提案していく勧誘がとるべき勧誘である。

 

簡単にまとめるとこんな感じ

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先輩と同期の勧誘の違い

 

 

 特にビジネス(お金の話)は成功者の話に強い魅力が備わるが、成功してない人の理想の自慢は犬も食わない。まして、同期は販売実績も無いのに販売員の勧誘をするのも説得力に欠ける。話に真実味を持たせるために実体験は欠かせない。ネットワークビジネスの構造上、商品を売るより販売員を増やす方が儲かるのは事実だが、本来のビジネス(商品販売)を蔑ろにし過ぎている。1個でも売ってから勧誘をしないと前提であるビジネス像が崩壊する。売った実績のない商品販売の勧誘には信頼性は無い。

 

同期のためのまとめ

 

1.実績の無いビジネスを勧誘するときは相手の立場に寄り添い、提案するように勧誘すること。相手の苦労を理解しつつ、肯定すること。

 

2.ビジネスの前提である商品販売を成功させてから販売員勧誘を行うこと。商品販売が成立している根拠は実体験で示さなければ理解は難しい

 

 

 

これだけ、力説している私はネットワークビジネス結局していない。

だって胡散臭いよね。

 

そんな同期のネットワークビジネスの努力を話を食い物に私はブログを書く(暗黒微笑)