岐阜獄中記 ~アキバから岐阜へ~

アキバを離れ、陸の孤島「岐阜」に収監(就職)されたオタクの話

コーヒーの代わりに麦のジュースを出す時代

 ビジネスでの商談やご近所さんの来客の際にあなたはどんな飲み物を出しますか?水だと何となく失礼ですね。甘い飲み物は人によって好みが分かれます。お酒は論外。そうなってくるとコーヒーやお茶に絞られてきます。今こそ第三の選択肢「麦のジュース」

 

ノンアルコールビールの話

 

 もともとは妊婦さんや運転手のために作られたのが始まり。体内にアルコールを入れられない事情があるけど、ビールは飲みたい。そんな思いから生まれた飲み物。今ではたくさんの種類が発売されています。ビールの代わりとして生まれたノンアルコールビール。ビールからアルコールを抜いて正真正銘「麦のジュース」となった。

 

 ノンアルコールはアンコールが入った本物のビールに近づけるために各メーカーの企業努力によって進化を続けてきた。結果、今のノンアルコールビールは美味しくなった。具体的に云うとのど越しの完全再現に成功した。今のノンアルコールビールののど越しは市販のビールと同等かそれ以上のものがあると私は思う。そもそものど越しと云われて明確にイメージできるだろうか?読者の方は漠然とビールを飲んで感じた感覚と炭酸ジュースを飲んだ感覚との違いが理解できているだろうか?アルコールに酔っているだけでのど越しを感じられていないのではないか?

 

 こんなことを語っている私ものど越しが何たるかを理解できていなかった。ノンアルコールビールを飲むまでは。ノンアルコールビールはアルコールによる誤魔化しがない。シラフの状態で飲むわけだから味覚も触覚もはっきりした状態である。だからこそ感じることが出来る「のど越し」を。ただの炭酸ジュースでは味わえない感覚。研究に研究を重ね、進化に進化を重ねた結晶であり酔っていない分のど越しを強く意識できる。

 のど越し以外にも味にも注目していただきたい。ビールの美味しい苦さを是非、シラフの状態で味わっていただきたい。酔っていないからこそ感じるビールの美味さ。

 

 ビールは万人に好まれる飲み物である。甘くなく苦い大人の味。元がビールの代わりであるがためにお酒の分類扱いを受けるが、もちろんアルコールが含まれていないため清涼飲料水である。これから先「お酒」としてではなく「飲料」としてノンアルコールビールはもっと伸びると思う。のど越しと云う固有武器を持ったノンアルコールビール改め麦のジュースはコーヒーやお茶に代わる存在として進出していくだろう。

 すでに各メーカーでは普段飲みを推奨し始めている。デスクワークのお供にノンアルコールビールを薦めている。のど越しの良い飲み物を飲むことで体に刺激を与えリフレッシュを図る狙いである。ペットボトルでの販売も始まっている。ラベルフィルムをはがせば炭酸水にしか見えない。

 

 この記事を最後まで読んで「そんな馬鹿な」と思っている読者の方は一度ノンアルコールビールを飲んでみることをお勧めする。「のど越し」と「ビールの味」を是非感じていただきたい。ちなみに私のおすすめはサントリーのオールフリーである。冷蔵庫には常に6缶ケース冷やして常駐している。ジュース感覚で飲んでいる。運転や体を気にしているのではなく、美味しいから飲んでいる。そして副産物として体にいい。

 

是非、ご賞味あれ。