岐阜獄中記 ~アキバから岐阜へ~

アキバを離れ、陸の孤島「岐阜」に収監(就職)されたオタクの話

離れて知る秋葉原

牢獄ってのは不思議なもので、牢外から見ているうちは牢屋の内側ばかり興味本位で知りたくなるけれど、投獄されたとたんに内側に興味は無くなる。そしてシャバが恋しい。

 

オタクにとってのメッカ、秋葉原

日本全国広しと云えど、オタクの街でここにかなう場所はない。

 

オタク関係の建物だけでビル一棟埋められるかつそれが複数ある街が成り立つ不思議な場所。アニメ・アイドル・鉄道・PC・ドールets...なんでも混在するのがいいところ。どこの通りもオタク文化全開で、一本裏路地に入ればマニアックな世界広がる。

秋葉原が無ければ私はカードショップで紙屑のレート調査に青春を捧げなかったし、上海問屋でガジェット漁りの趣味も生まれなかっただろう。

 

この街がどれだけ素晴らしいかは秋葉原を離れて実感する。

岐阜に投獄されてからは開拓のためにあちこちの本屋を巡った。

しかし、街の本屋であってオタクの本屋では無し。

遠方に足を延ばし、名古屋・大須まで遠征したが、アニメイトゲーマーズこそあれど、局所的なオタク施設の集まりであり、街では無かった。

 

アニメ関係で云えば、地方で等身大パネルを見かける頻度が減った。

秋葉原に通ってた頃はあるのが当たり前ぐらいに思っていたけど、地方だと全然見ない。まず、街の本屋には置いていないし、岐阜のアニメイトに一体も置いていないことすらある。名古屋・大須アニメイトゲーマーズにはさすがに1体はいるけど、町全体で5体いるかどうか。等身大パネルの出会いにありがたみが出てきた。

 

常々思う。別に田舎が嫌いではない。ただ、秋葉原が近くに無いのが嫌なのだと。

 

もしリニアが開通すれば秋葉原まで1時間圏内までくる。

そうしたら実質岐阜も秋葉原の隣では?

 

今週のお題「好きな街」

 

PS:ゲーマーズがワンフロアだけってのはカルチャーショックを受けた。