満点の星空の下、私は大自然の力に呑まれていた。冷気が薄着の私から体温を奪う。天体観察をする心の余裕はどこにもない。体を必死で摩り、地図とビニール袋を抱きしめて、日の出を待った。 それは秋から冬に移りかけの昨日の出来事。仕事終わりの花金、一人…
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