岐阜獄中記 ~アキバから岐阜へ~

アキバを離れ、陸の孤島「岐阜」に収監(就職)されたオタクの話

【即日出発】初心者がドンキで道具一式揃えて冬山に車中泊でソロキャンする話

 最近は空前のキャンプブーム。やっては見たいけど道具を揃えるのが大変そうで諦めてませんか?いちいちキャンプ専門店や通販サイトで買わなくても、ドン・キホーテで全部揃います!ドンキで道具を購入してそのまま即日出発できます。初心者?道具が無い?冬山?問題ありません、出発しましょう。

 

 これは「ゆるキャン△SEASON2」第1話を見て衝動的にキャンプに行きたくなった私が道具を1から揃えて即日出発で岐阜山中で冬キャンプしたお話。

 

キャンプ経験0の初心者ですがネットの情報だけで冬山で車中泊

 

0.計画

 そもそもキャンプの定義はざっくり云うと「野営すること」です。どんな野営をするかを自分なりに考えてから行動します。行き当たりばったり過ぎてもダメです。どこでもキャンプできる訳じゃないので、法とモラルを守った計画を立てます。

 

私の考えた計画が感じ、

 

  1. 冬の岐阜山中でソロキャン(1月)
  2. 車中泊で2泊3日
  3. 道具を買いそろえて即日出発
  4. 予算は2万
  5. 温泉入りたい

 

とこんな感じ。それぞれの理由を簡単に説明すると1.冬山のキャンプに憧れたから。2.車は足兼宿で予算節約。3.思ったら吉日、即出発。4.お財布事情です。5.旅の目的ですね。

 

 今回はキャンプそのものが主ではなく「宿泊手段としてキャンプする」です。キャンプ地は温泉が隣接してある比較的平野部に近い山の道の駅にしました。下呂や飛騨の山奥にしなかったのは豪雪による立ち往生を懸念したからです。また、道の駅であればトイレも近く、長時間駐車しても問題りません。

 

1.道具の準備

 まずはキャンプのために車に積み込むものを準備します。ネットを参考にして以下の感じで準備。

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自宅から持っていくもの
  • タオル類
  • 娯楽系(本・音楽プレーヤー)
  • モバイルバッテリー
  • 旅行雑貨(化粧品系)
  • 目隠し(めぐりズム)
  • 替えの衣服下着&防寒着フル装備
  • 生活必需品(スマホ・財布ets)
  • 車除雪グッツ

 

 ちなみにクッションが写真に写っていますが、準備して持っていくのを忘れました...めちゃくちゃ後悔しました。

 

 防寒具はフル装備で行きます。手袋・ネックウォーマーなども忘れずに。冬のキャンプでは防寒具を着たまま寝ますので、寝転がったときに金具等が気にならないものを選びます。暑い場合は脱いで調整できますが、寒い場合は防寒具が少ないとどうにもなりませんので多めに持って行って損はなかったです。

 

 

ちなみに車はコンパクトカーのフィット(ホンダ)です。

後部座席を全て倒して、段ボールを敷いてマット代わり。ネットではエアマットを推奨していますが、段ボールでも十分代用可能です。座席の出っ張った金具や凹凸はほぼ感じません。ただし畳並みに硬い床面になります。

道具を車に乗せて早速出発!!

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エアマット代わりの段ボール

 

2.買い出し

まず向かったのはドン・キホーテ。ここで道具を揃えます。

どうしてドンキにしかたと云うとキャンプ用品・カー用品・食料品などがいっぺんに手にはいるからです。専門店やネット通販で買った方が安く質のいいものが手に入るかもしれませんが、即日出発するためドンキでまとめて買います。買い揃えた道具類は以下の通りです。

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ドンキで買いそろえたもの
  • 寝袋
  • レジャーシート(アルミマット)
  • シェード(ブラインド)
  • 折り畳みブランケット
  • あったか下着&スエット
  • 保冷バック
  • LEDランタン&単4電池
  • カイロ
  • はさみ
  • 蓋つきコップ
  • ハンドワイパー
  • おやつ

 

全部で1万5千円ぐらいでした。

 

ピックアップして解説すると、

 

・寝袋(5000円)

使用想定温度が記載されています。間違えて春~秋用を買わないように。今回は冬山なので0℃まで耐えられるもの購入。

 

・レジャーシート(1500円)

厚みのあるアルミシートで床面断熱。絨毯代わりで床面硬さ少し改善。

 

・シェード(500円)

超重要。保温・プライバシー確保のために必要。遮光できるタイプを買うこと。今回は間違えてネットタイプ買ったら役に立たなかった...

 

・保冷バッグ(1300円)

収納ケース兼食品入れ

 

・LEDランタン(500円)

500円ぐらいの光量調整可能できるもので十分。

 

・カイロ(300円)

非電源の熱源。こいつのおかげで温かくして寝れた。

 

・蓋つきコップ(100円)

後部には机もドリンクホルダーも無いので、倒れても大丈夫な蓋つきを買うこと。

 

・ハンドワイパー(100円)

結露掃除用。めっちゃ役に立つ。

 

 後述しますが、シェードは妥協しない方がおすすめ。これだけは買い物失敗してしまった...

 買ったものは即開梱してごみはお店で捨てましょう。車内は狭いのでごみが場所を取らないように捨てていきます。

 

3.いざ目的地へ

 買い出しが終わったら出発です。適当に観光しながら目的地を目指します。特に地方は車でないと観光できない場所が多いですので車旅はおすすめ。キャンプグッツは車に置いて観光が出来るので身軽にいけます。また、ネットにない観光スポットが道端の看板だけに表示されているのもザラにありますので、どんどん寄り道しましょう!!

 

 今回は道具が揃っていないので温かいキャンプ飯はありません。目的地到着直前にお店で暖かいご飯を買って保冷バックに入れておきます。お店で食べてもいいですが、せっかくのキャンプなのでテイクアウトしてキャンプ中に車で食べる方か楽しいです。

 

4.目的地到着&設営

 目的の道の駅についたら次の点に気を付けて駐車しましょう。駐車位置が悪いと騒音や光・人目が気になって車内で快適に過ごせません。

 

1.駐車場出入口に近い位置

出入口は通行が多いのです。また広場やトイレに近い位置も避けましょう。

 

2.大型車(トラックなど)の駐車ゾーンから離れた位置

トラックのエンジン音やヘッドライトは普通車よりも強力です。 

 
3.外灯の真下

外灯の光は強力です。また、車が目立ちやすいので離れましょう。

 

4.左右前後に誰も駐車していない位置

他の車中泊している車から間隔空けましょう。観光客の車が多い場合は夜に車が減ってから駐車し直しましょう。

 

駐車できたら車内の設営準備です。

窓にシェードを取り付け、レジャーシートと敷き、寝袋を広げます。

シェード5枚入りのを購入してしまったため、前はブランケットを座席にかけて代用。

 

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設営完了

 

車内の感想として

 

寝床

畳の上にニトリの一番安い布団を引いてる感じ。布団派の人間なら寝れるがマットレス派は無理かも?

 

車内の保温力(車内の室温)

車のエンジンを切った後は急激に車内が冷えます。原因はが車内の空気を冷やしているからです。社内にいるだけで肌が露出した部分は冷やされます。特に鼻先がめちゃくちゃ冷たかったです。窓の断熱対策が重要だと感じました。

床面は段ボール&レジャーシートで冷たくはありません。

 

車の外から見た外見

遮光タイプでない網戸タイプのシェードのため光が漏れてます。光が漏れている車は目立ちます。何しているかがシルエットでわかります。今回購入した網戸タイプは内側から外を見える方がいいと思い購入しましたが、冬場だと窓の内側が結露してスモークガラスみたいになるので網戸タイプは冬場は意味がないです。

 

車の広さ

コンパクトカーで前側座席がフラットにできないタイプの車のため、大人1名寝たらかなり狭いです。残りのスペースを有効に使うためにこまめにものを片付けましょう。

 

5.社内での過ごし方

 車で過ごす場合はドアロックを必ずしましょう。いくら日本とはいえ防犯対策は十分に。

 

 服装はスエットに防寒具フル装備で寝袋に足を突っ込んで過ごします。足先が冷え切ったらゲームオバーのため。手先足先の冷えはカイロで温めます。ケチケチせずに複数使用しましょう。低温火傷対策のため直接肌にあてて暖を取るのはやめましょう

 

 明かりはLEDランタンを使用します。明かりは白・オレンジに切り替えできるタイプのランタンを購入しましたが、オレンジの方がムードが出ていいです。白だと車内の無機質な感じが強調されて気分が下がります。しかし、道具を探すときは白の方が探しやすいです。

 

 スマホや本を読みながら過ごします。ご飯はテイクアウトしたものとお菓子を食べます。調理やお湯を沸かせないため暖かいものは基本自販のHOTドリンクぐらいです。寝転がるか荷物に寄りかかって座るかの体勢しか取れません。クッションを持ってき忘れたことを後悔しました。姿勢がほとんど変わらないのでエコノミークラス症候群対策のためこまめに水分補給と体のもみほぐしを意識してしましょう

 

 今回は温泉のある道の駅を選んだので温泉を満喫しています。閉館1時間前に入場すれば人も少ないため満喫できます。特に夜の露天風呂は最高です。体を温めて車内に戻りました。

 

 夜空は山の道の駅と云うこともあり星空は綺麗です。ただし、道の駅の照明がそこそこ明るいので場所を避けるために散歩するしました。夜道は足元注意!

 

6.就寝

 防寒具完全装備で寝袋へ。足先回りは特に冷気対策をしましょう。足周りをブランケットで包んで湯たんぽ代わりにカイロで暖を取ります。

 

 私はめぐりズムを付ければ秒で寝れるタイプの人間のため、すんなり寝れました。しかし、2~3時間おきに顔に当たる空気の冷たさに起きます。足先は冷えてないですが空気が冷た過ぎて目覚めます(おそらく生存本能)。ちなみに2泊とも夜は気温-5℃まで下がりました。あまりの気温の低さに窓の結露が凍っていました。しかし、足先が冷えてなければ寝れますので大丈夫でした。

 

7.起床・出発準備

 朝起きたら2泊とも積雪してました。寒い訳です。

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朝の写真

 

 朝起きたら体が温かいうちに水分補給と防寒具・靴下を脱いでストレッチを行います。厚着をして寝ているので、体のむくみを取り血流をよくしましょう。

 

 続いて、車窓の結露取り(霜取り)です。結露を放置すると車内のカビ原因や視界不良で交通事故の原因になります。前述したとおり、今回はあまりの寒さに結露が凍って霜になっていました(笑)。買ってきたハンドワイパーで除去しました。タオルで拭こうとすると拭きムラが出来て窓が見にくくなります。また、朝の窓は非常に冷たいためすぐに直接触れると手がかじかんでしまいます。

 

 次は暖機運転を行います。エンジンをかけてついでに暖房ONで車内を温めます。暖機運転の間に着替えや車内の片付け、朝食・車周りの除雪を行います。

 

 全てが完了したら出発。なるべく早朝のうちに出発したほうが道路も空いているので旅は早朝出発に限ります。

 

8.反省点・改善点

今回の反省点・改善点をまとめるとこんな感じ。

 

・網目タイプのシェードは失敗

シェードの目的は遮光と断熱(保温)のです。今回購入した網目タイプは車中泊に向いてませんでした。車内で快適に過ごすためには妥協してはならないと感じました。自作も可能ですが持ち運びに場所を取るため注意。

 

・クッションを忘れた

座るときや寝るときにクッションがないと何かと不便。今回はバスタオルを丸めて対応したが小さすぎた。座椅子もあった方が便利。

 

・お湯が欲しい

水をこまめに飲んでいましたが、常温で置いていたにも関わらずキンキンに冷えているため飲むのが辛かったです。お湯があるかないかでできることが広がります。お湯を沸かす道具は次回は用意したいです。

 

・エアマットの必要性

散々段ボールでOKと書いてきましたが、あった方がやっぱり楽です。ドンキでも売っています。

 

・小物入れが欲しい

すぐにスマホや車のキー・財布がどっかいって探してました。もともと車についている収納ケースだと足りないor不便だったのでかごのような小物入れがあったら便利です。

 

・キャンプ娯楽グッツがもっと欲しい

今回は「車中泊する」に目的を絞ったため、キャンプらしいことをほとんどしませんでした。もっとキャンプグッツを充実させて楽しみを増やしたい。

 

9.まとめ

いかがでしたか?いちいち専門店でものを取りそろえたり通販で購入しなくてもドンキで道具を取りそろえれば即日出発できます。冬山でも快適とまではいきませんが野営して過ごすことが出来ます。不自由さを楽しむのがキャンプの醍醐味です

 

皆さんも衝動的にキャンプに行きたくなったらこのブログを参考にして即日出発してみてください。道具がないことを言い訳しないでくださいね

 

px4.hatenablog.com