岐阜獄中記 ~アキバから岐阜へ~

アキバを離れ、陸の孤島「岐阜」に収監(就職)されたオタクの話

ピンク色じゃない恋愛

 諦めるべき恋心は消し去ることはできず、未練しかない。それでも気づかないフリをして今日を過ごす。この気持ちはきっと彼を困らせてしまう。だから隠さなければいけないはずのこの想い。それでも、

 

 映画ギヴンを観てきました。とってもいい作品でした。ネタバレしない程度に感想を書かせてもらいます。書かねばならない使命感に囚われています。

 

 恋愛ものと云えば、ピンク色のイメージが強いと思います。少女漫画や恋愛小説の表紙やイラストにはほぼ使われていますね。絵やイラストにかかわらず、恋心=ピンクのイメージは共通認識ですね。完全に個人の感想ですが、映画ギヴンはピンク色のイメージは一切ありませんでした。こんなにピンク色の無い恋愛があるのか?と見終わった後は思いましたが、それなのにこんなにスッキリした気分の自分がいる。スッキリした自分がいる。

 

 「は?」と感じている方もいると思います。別に、「ピンク色=エロ」と云う隠語を使っている訳でもありません。未練だけで作った三角関係が話のメインであり、イチャイチャシーンとかは殆どありません。終始やきもきした感じが続きます。

 

 「じゃあ、何色なんだ」と云われたら、宣伝に引っ張られちゃっているかもしれませんが水色です。Twitterのロゴぐらいの水色。淡くもなく、暗くもなく、明るすぎない水色。ピッタリです。

 

 今まで、恋愛ものと云えば甘い砂糖漬けの王道展開しか偏食してこなかったので、この映画はすごい新鮮な気分で観れました。ライブシーンも鳥肌が立って感動しました。

 

 気になった方は是非、劇場まで。

 

PS.エンドロールで流れる主題歌が最高です。

 

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何色ですか?